ヨーロッパエコスタディ7日目

朝起きたら宿の前を、木材運搬車がゆるゆると走っていた。数日前散歩した近くの森から運び出しているのだろう。そんなに広い道があったわけではないのに、どうやって移動してきたのかと思うが、切り出し現場までちゃんと道があったのはたしかだ。やはり道ができていなければ、木材利用の拡大など望めはしない。

今日はスイスのバーゼルに向かう。こちらも国境越えに何のけじめもない。通貨はスイスフランだが、ユーロも十分通用する。広場の市場で飲み食いして、つかの間のスイスを味わう。


ここも路面電車が街のあらゆるところを走っている。ややこしい交差点がたくさんあるのに、ほとんど信号がなく、路面電車とバスと自転車と歩行者が交錯するので自動車はかなり走りにくそうである。だからこそだろうか、路面電車を利用する人は多い。



フライブルクに戻り、最後の夜をみんなで乾杯する。土産の買い物もそろそろ十分だろう。ここまではなんとか無事にこれたが、出国時に重量超過で荷物の処理に困る者が出そうな気配がする。環境のことを考えるツアーだが、自らの消費志向を考え直すような方向にはまったく誘導できなかったのは、やや問題かな。