IEA Global Energy Outlook

メモ。書いておかないとすぐ忘れるからな。


IEA(International Energy Agency)が2013年6月10日World Energy Outlook special report "Redrawing Energy Climate Map"を発行した。報告によると、2012年世界のCO2排出量は前年より1.4%増加、31.6Gt。アメリカは石炭から天然ガスへのシフトにより2億トンの減少で、これは1990年代半ばのレベル。中国は3億トン増加だが、増加ペースは鈍っている。ヨーロッパは全体で5千万トン減少。日本は7千万トンの増加。このような増加ペースのままでは、世界の平均気温は3.6度から5.3度上昇すると予測される。
しかし、世界が目標とする2度上昇(産業革命前に比べて)に抑えることはまだ可能であると報告は述べる。そのためには2020年までに4つのことに重点的に取り組むべき。
・建物、産業、運輸におけるエネルギー効率向上の目標設定
・石炭火力発電の建設を制限する
・石油・天然ガス産業におけるメタン放出量を半減
化石燃料使用に対する助成を徐々に減らし、効率向上・排出向上を後押しする

プレスリリース
レポート(PDFファイル 5MB)