プロジェクトワイルド講習会

奈良の飛鳥まで出かけて、プロジェクト・ワイルドのエデュケーター講習を受けてきた。


プロジェクト・ワイルドというのは、アメリカで開発された環境教育プログラムのひとつで、生物や生態系について理解を深めるために実施できる体験型学習プログラムを集積したもの。体験型学習は、やっぱり体験してみないとわからないので、とにかく教えてもらおうと思って申し込んだ。講師は堺エコロジー大学でもお世話になっている後藤さん。


参加者は12人。環境関連の専門学校生や、すでに体験学習を実施している団体の方やボランティアで経験している人、これからやろうとしている人などで、遠くは愛媛から来られた方もいた。アイスブレイクに続いて、外で2つほど実際のプログラムを体験する。
午後はテキストの中からプログラムを選んで、班ごとにプランを練って、他の班の方を相手に実際にプログラムをおこなってみる「ティーチバック」という練習。ただ単に楽しいアクティビティとして終わらせないためには、きちんと目的を明確に持って、活動後にその目的が伝えられたか確認の振り返りが必要。そのため、導入とまとめが重要なのだが、そこをきちんとおこなうのが簡単ではなかった。体験学習の基本ではあるが、うまくやるには経験が必要なようだ。


9時半から17時までの講習で、最後に講習修了証をいただき、晴れて「プロジェクト・ワイルド エデュケーター資格」を得ることができた。これで履歴書の資格欄に書けるな。


いろいろと勉強になった。体験学習法の実習になったし、生物を教える上で使えるかも知れないアクティビティも知った。ゼミでもいくつか紹介して、自分たちで環境教育のためのプログラムを考案する材料としてもらうのもいいかもしれない。環境教育の先行事例は無数にあるようで、もっと勉強しないといけないと思い知った一日だった。