摂陵高校で出張講義

入試課のお仕事で、高校2年生相手に模擬講義をしてきた。茨木市の山中に切り開かれた町「彩都」にある高校。モノレールの終点駅から歩くと、まるでシムシティのように完全に人の手でデザインされたよそよそしい町である。人の姿がほとんど見えず、砂漠のように感じる。
そんな感想から話し始めたのだが、なんとなく出だしから興味をひくことに失敗した感が漂ってしまった。焦るほどに空回りして、同じ話を繰り返してしまう。半数以上が机に突っ伏して寝てしまうが、1番前のひとりだけが集中して聴いてくれていたので救われた。後半少し持ち直したつもりだが、たった50分の講義で消耗した。
その後大学まで電車で出勤したら、ほとんど3時間近くかかった。本をたくさん読めたのはいいが、大学滞在時間2時間半で、また2時間かけて帰るのが虚しかった。



高校そばのため池が、特定外来生物である浮き草のアゾラに埋め尽くされていた。アンツーカーのグラウンドかと思うほどほとんど完璧に覆われていた。水鳥がいなかったらわからなかったかも。