カーボンオフセットハガキ

朝日新聞から、地球温暖化をテーマにした写真入りのカーボンオフセット年賀ハガキが10枚届いた。応募していたのだが、当選したらしい。通常のハガキ代50円に、カーボンオフセット分の5円が上乗せされたハガキだ。
カーボンオフセットハガキ

この年賀はがきの寄附金は、地球温暖化防止を推進するプロジェクトを支援し、京都議定書で定められた日本の温室効果ガス排出削減目標であるマイナス6%に貢献します。

と書いてある。写真はきれいだし、550円分トクした。


このカーボンオフセット年賀はがきの話は、先週の3年ゼミでも話が出た。どう思うかとたずねてみたが、あまり印象はかんばしくないようだ。理由としては、その寄附金の5円がどこでどのように使われるのかよくわからないから。たしかに、上記の記述はあまりにも漠然としている。だいたい「マイナス6%に貢献します」って、どういう書き方だ。寄付、というのものは常に、どう使われるかという不安があるわけだが、このカーボンオフセットはとくにその不安が大きいように思う。上の書き方はいかにも、これから使い方を考えますね、という印象を与えるように思う。グリーン電力証書のように、すでに証券化されたものに支払う方が、まだ安心感があるだろう。
ヨーロッパでは流行だというカーボンオフセットだが、日本で市民権を得るにはまだいろいろな仕組みが必要なようだ。