学生生活

学生相談委員会、就職委員会と続いて学生生活委員会の最終回兼引き継ぎ会。その後魚島で新旧委員の懇親会。
学生生活委員は大変だと聞いて身構えていたが、たいして何事もなく1年間が過ぎた。たしかに週末や学祭中に出校したり帯同して泊まり込んだりというような業務は他の委員会にはないものかもしれないが、それほどの負担とは思わなかった。職員の体制がしっかりしているので、基本的に頭を悩ますような事案はほとんどなかった。
それまでほとんどの授業が大人数講義だったせいもあり、「受講者」という大きなくくりでしか学生を見ておらず、個人的にふれあう学生はごく限られていた。それがこの1年で、多くの学生と授業の外で言葉を交わし、なにかに取り組んでいる姿を見ることができ、学生との距離がかなり縮んだように思う。同時に、自分の教育への取り組み姿勢の見直しが必要であることにも気づかされた。大人数相手でも、そこから心ある学生をピックアップしてきめ細かに対応することで伸ばすことはできるし、それをまた全体にフィードバックすることも可能だ。大学全体の学生を前にしながら、あくまで1人1人と向き合って対応している学生課を見てきて、そう思った。
という具合に季節はすっかり年度納めモードだが、新入生相手のフレキャンは年度をまたいで4月の当日まで私の仕事として残っている。あまり順調とは言えなさそうな学生スタッフの様子を見ると、回想してきれいにまとめている場合ではないのかもしれない。