内蒙古緑化ツアー2

今日は平和学習の日。植林目的のプログラムでなぜ平和学習をするのか、と学内の一部で文句を言う人もいたようだが、この地に来ていながら知らん顔して通り過ぎる方が不自然だろうということで。
午前は撫順の戦犯管理所見学。日本のB,C級戦犯や、ラストエンペラー溥儀が収容されていたところ。展示物と、当時の様子そのままの施設などをまわる。見終わって学生が一言:
「で、どっち(中国と日本)がどっちをここに収容していたんですか?」
おーい、それをわからずに見学していたのか?
ここの外のトイレは、大のほうにドアがなかった。しかも便器にはブツが山盛り。「しきりがあるだけましだ」とは中国通の先生の言葉。うーん。
昼は羊肉のしゃぶしゃぶ。羊肉といえばジンギスカンというのが日本流だが、中国流はしゃぶしゃぶだそうだ。血のソーセージ状のもの(味無し)なども出てきて、珍しい体験。しゃぶしゃぶの鍋
午後は、満州事変勃発の地に建てられた9・18記念館(map)へ。中国の愛国教育の一拠点なのでどんなのかと気が重かったが、まぁ、あんなものでしょう。身構えていたほどには反日的ではなかったような気がした。
夕食(中華)後、1回目の振り返りの会。学生達は、教科書で単語だけ記憶していた日本の戦争について、少し具体像を描けたことに一様に強い印象をもったようだった。あまり深追いはせずに切り上げる。瀋陽泊。(後日up)