自然エネルギー市場

自然エネルギー市場―新しいエネルギー社会のすがた
飯田哲也編「自然エネルギー市場 新しいエネルギー社会のすがた」(築地書館 2005)読了。NPO法人環境エネルギー政策研究所の所長をつとめる飯田氏を中心に、太陽光、風力、バイオマスを基本とした自然エネルギーをどうすれば普及させることができるかという問題に取り組む。技術的な面よりも政策的な話が主で、持続可能な形で自然エネルギーを社会に取り入れていくための仕組みをつくっていく上で、さまざまな問題が日本にはある、ということはよくわかる。読み終わって元気づけられるかというと、それは微妙。どの著者の文章もわりと小難しく、一般読者にはちょっととっつきにくい。