古山椒

庭の片隅に、高さ1メートルほどの小さな山椒の木がある。小さいがたくさんの実をつけているので、これを佃煮にしたらうまかろう、ということで、小鉢一杯分くらいの青い実を採ってきた。まずはしばらく煮て柔らかくし、その後にしょうゆで味付けという段取りだ。ところが、30分以上煮たものを一粒つまんでみたら、中の種子が硬くてまったく話にならない。もう30分煮てみたが、やはりムリ。採るのが遅すぎたということだ。残念無念。

仕方がないので、残りの実が熟して色づいた頃に採って、皮の部分を乾燥させてから粉にして、粉山椒として楽しむことにしよう。