キロワットアワー・イズ・マネー

(村上敦著 いしずえ新書 2014年) 大学のドイツ短期研修プログラム「ヨーロッパエコスタディ」でも何度かお世話になっているフライブルク在住の村上敦氏の本。タイトルやカバーのあおりを見ると、自然エネルギーで地方を活性化しましょう!という、わりと気…

彩生館まつり

6月25日、和泉市のリサイクルプラザ彩生館の20周年を記念したイベントに参加した。 「ソーラークッキング お日さまをみんなの力に」 と題して90分弱のお話しをさせてもらった。 あいにく当日は予報から確実に雨ということで、実演は最初からあきらめ、できる…

月は無慈悲な夜の女王

(ロバート・A・ハインライン著 早川書房) Kindle版読了。 読んでおくべきSF傑作のひとつとして推薦されていたので、何気なくKindleで見つけて読んでみた。今調べて驚いたが、1965年に連載されていたという半世紀前の作品なのだな。まさにクラシック。しか…

太陽の簒奪者

(野尻抱介著 早川書房 オリジナルは2002年) Kindle版読了。 冒頭から怒濤の展開で息もつかせなかった。スケールの大きな物語。満足。

ねずみに支配された島

(ウィリアム・ソウルゼンバーグ著 文藝春秋 2014年) 広島大学出張中に読了。 前著「捕食者なき世界」がすばらしく面白かったソウルゼンバーグ。この本も期待に違わず大変面白く一気に読ませてくれた。 世界中の島々で繰り返される、外来動物の侵入と在来鳥…

バイオマス・ニッポン

(小宮山・迫田・松村編著 日刊工業新聞社 2003年) 積ん読解消シリーズ。 今さら、だった。2002年に閣議決定された「バイオマス・ニッポン総合戦略」をわかりやすく解説したもの、という位置づけの本。それから15年経って、その総合戦略がどういう風に進ん…

地球の破綻

(安井至著 日本規格協会 2012年) 積ん読解消シリーズ。 1972年にローマ・クラブが出した「成長の限界」は、その当時にできる未来予測を示し、その展望で衝撃を与えたという。それから40年経ち、状況も変化し、また予測の精度も変化したことで、改めて21世…

ヒトはなぜ病気になるのか

(長谷川眞理子著 ウェッジ 2007年) 積ん読解消シリーズ。 怪しい健康本ではない。もちろん、進化研究界隈の人なら著者名を見ればそんなことはすぐわかるのだが、上の画像を得るため検索したら似たタイトルの怪しい本が山ほど出てきたので念のため。 医学は…

「地球システム」を科学する

(伊勢武史著 ベレ出版 2013年) 読みかけの積ん読解消シリーズ。 「システム」とは、要素同士のつながりを考えて全体を構成したもの。「地球システム」とは、岩石、海洋、大気、生物のつながりを重視する考え方。地球環境問題は、地球をシステムとして考え…

小さな花

庭に咲いた小さく可憐な花。 ラン? でもどうしてここに? 可憐だ… (by 五右衛門)

生き物たちのつづれ織り

(阿形・森 監修 京都大学学術出版会 2012年) 途中まで読んだ後ずっと積ん読になっていたのを、久しぶりに掘り出してようやく読み終えた。 京大理学部の生物研究者たちが、それぞれの研究内容を一般向けに紹介するために書いた本、だと思う。研究だけしてい…

魚はエロい

(瓜生知史著 光文社新書 2016年) 「昆虫はすごい」がヒットしたせいかどうかは知らないが、こういう生き物のちょっと面白い話を紹介する手軽な本がいろいろ出ている。「すごい」ではもう目立たないので「エロい」ときたかと思ったが、基本的に繁殖生態の話…

正解するカド

今期放映中のアニメらしいがAmazon Prime Videoで随時公開されるのでもっぱらそっちで観ている「正解するカド」。 タイトルからしてなんだかわけがわからないし、画は美少年っぽいので、あまり期待せずに見始めたのだけど、これが予想外にぞくぞくするほど面…

火星の人

映画「オデッセイ」の原作。読み出したら面白くって3日で読んでしまった。 火星に一人取り残された主人公がいかに困難を克服して生き延びて地球に帰還を果たすか、という物語。当然大半のシーンが一人きりの状況なので、主人公の感情とか、なにをやろうとし…

アメリカの壁

小松左京の短編集「アメリカの壁」読了。 トランプウォールを予言していたようだ、と一時話題になったので読んでみた。SF作家としてあまりにも有名な作者だが、実際に作品を読んでみたことはこれまでなかった。 タイトルの「アメリカの壁」については、それ…

とある飛空士への追憶

レンタルDVDで観た。 うーん、あんまりかな。空戦シーンはいいけど、ストーリーはありがちだし。

シン・ゴジラ

レンタルDVDで観た。 今さらだけど、いややっぱり面白いね。エヴァの出ないエヴァだというのもうなずける。余韻にひたった。

ReLife

息子のおすすめの作品がAmazon Primeにあったので観てみたら、はまった。次々と見続けていたら突然終わってしまった。続きが観たい。 27歳のひきこもりが、若返る薬で高校生になって1年間を過ごして、再起するためのなにかを見つける話、と聞いてなんじゃそ…

虐殺器官

虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 伊藤計劃 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2012/08/01 メディア: Kindle版 購入: 5人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (25件) を見る Kindle版を読了。映画の予告編を観て、タイトルに惹かれて読んでみた。「機関」…

ソーラー・マーマレード

太陽をいっぱい浴びて育ったハッサクを収穫して、太陽光でマーマレードを作ろうと思った。 思いついてすぐにはじめる必要があったので、事前準備は手抜き。 皮はピーラーでむいた。左右にスライドさせながらなら簡単にむけた。 むいた皮を千切りに。 果肉は…

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 上 (ハヤカワ文庫SF) 作者: ピータートライアス,中原尚哉 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2016/10/21 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (7件) を見る ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン 下 (ハヤカワ…

宇宙兄弟#0

宇宙兄弟#0 劇場公開版(完全生産限定版) [Blu-ray] 出版社/メーカー: アニプレックス 発売日: 2016/09/23 メディア: Blu-ray この商品を含むブログ (1件) を見る ツタヤのレンタルにて。 これは、テレビアニメ版を観た人へのおまけという位置づけだな。 観て…

スティーブズ(完)

スティーブズ(6) (ビッグコミックス) 作者: うめ(小沢高広・妹尾朝子),松永肇一 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/12/28 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (2件) を見る うめさんの「スティーブズ」が6巻で終わってしまった。 Macintosh…

さよなら、シリアルキラー

さよなら、シリアルキラー (創元推理文庫) 作者: バリー・ライガ,満園真木 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 2015/05/11 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (24件) を見る 殺人者たちの王 〈さよなら、シリアルキラー〉 (創元推理文庫) 作者: バリー…

エコハウスのウソ

エコハウスのウソ 増補改訂版 作者: 前真之 出版社/メーカー: 日経BP社 発売日: 2015/12/08 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る Kindle版を読了。 タイトルが軽薄な感じで、エコハウスをうたう住宅に難癖つけるばかりの本ではないかと警戒したが、…

オービタル・クラウド

オービタル・クラウド 上 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 藤井太洋 出版社/メーカー: 早川書房 発売日: 2016/05/10 メディア: 文庫 この商品を含むブログ (3件) を見る オービタル・クラウド 下 (ハヤカワ文庫JA) 作者: 藤井太洋 出版社/メーカー: 早川書房 発売日:…

グレート・ドライバー/グレイテスト・レース

DVD

F1 グレート・ドライバー/グレイテスト・レース(HOW IT WAS) DVD版 出版社/メーカー: ユーロピクチャーズ 発売日: 2016/12/10 メディア: DVD この商品を含むブログを見る セナ・プロ世代のF1ファンにおなじみのドライバーたちが、それぞれもっとも印象に残る…

ごみアートの奇跡

『ヴィック・ムニーズ / ごみアートの奇跡』 予告編 環境委員会恒例の映画上映会で観た。 ブラジルサンパウロの巨大なごみ処理場でリサイクル可能なごみを拾って生活する人々を題材に、ごみを並べて巨大な画を作りアートにするヴィック・ムニーズというアー…

小さな池のミステリー season 2

今年4月、庭の小さな池で突然多数の銀杏の実が発見されたことを書いた(→こちら)。 それから8ヶ月。 新たな展開があった。 12月4日、いつものように池をのぞき込むと、 なにやらオレンジ色の太さ1センチ長さ10センチほどの棒状のものが水面から立ち上がって…

アイアムアヒーロー

アイアムアヒーロー 発売日: 2016/11/02 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログ (2件) を見る レンタルにて。 ゾンビものというのはだいたいに展開が決まっている。これもお約束的なところをきっちりと入れつつ、グロ描写などちゃんとしてるしご都合…