「地球システム」を科学する

「地球システム」を科学する (BERET SCIENCE)

(伊勢武史著 ベレ出版 2013年)

読みかけの積ん読解消シリーズ。

「システム」とは、要素同士のつながりを考えて全体を構成したもの。「地球システム」とは、岩石、海洋、大気、生物のつながりを重視する考え方。地球環境問題は、地球をシステムとして考えて、一つの事象がシステムを通してどこにどのように影響してくるかを考えなければ正しく理解できない、ということを説く本である。自分自身が驚くようなことではないが、どこを強調して説明しなければならないかという点では参考になる。繰り返し出てくる、正のフィードバックと負のフィードバックの図が大事だと思う。