小さな池のミステリー
家の庭に、幅50cm、長さ5m、深さ40cmくらいのコンクリートの池がある。人からもらって放り込んだメダカが自然繁殖していて、ちょっとしたビオトープになっている。
今朝のぞいてみたら、水底に妙なものが見えた。
へんに白っぽいかたまりが沈んでいる。落ち葉なんかは全部黒く腐っていくのに、これは妙に白い。
庭に出たときは池を必ずのぞきこむが、たぶん1週間ほど前に見たときにはなかったように思う。
よく見ると、なにやら小石大の固まりの集まりのようだ。
すくいあげてみて、仰天した。
銀杏の実だ。
まだ皮の残っているのもある。
種は割れていない。噛まずに丸呑みしたらしい。
1箇所につき20個近く集まっている。
うちの庭はもとより、近所にもあまり銀杏の樹は見かけない。少し離れたバス道の街路樹にはあるが、そんな樹でなっているようなちまちました小さな実じゃない。高く売れそうな大きな立派な実だ。
いや、だいたい今は4月だ。秋に銀杏の実がなってから半年は経つ。しかし、これが半年前からここにあった可能性はない。
銀杏をたらふく食ったなにかの動物の糞、というふうにも見える。しかし、喰ったのはたぶん半年前だ。銀杏を腹一杯食って、冬眠して、春になったから出てきて、うちの池で用を足した、とでもいうのか?
そもそもうちの家は住宅街のど真ん中だ。いったいどんな動物がいるというんだ?
アライグマか?タヌキか?
・・・・・・
というわけで、アライグマか何かの動物が銀杏の実が大好きで、冬眠して、人んちの池でウンチするかどうかご存じの方、ぜひとも情報をお寄せください。お待ちしてます。
いやぁ、こんなすごいミステリーに出くわすとは、いいビオトープだ。