ヨーロッパエコスタディ2日目

9:00 宿を出発して、地元メディアの簡単な取材を受けた後、列車でフライブルクへ。宿で宿泊登録をすると滞在期間中は公共交通機関乗り放題の切符をもらえるので、列車・路面電車・バスを存分に利用することができる。フライブルクが環境首都と呼ばれるゆえんのひとつが、自動車を極力排して公共交通機関の利用を高めたことにある。多くの人が乗り放題パスを利用している。運行間隔も短く、多くの場合長く待たずに乗ることができる。バス停・停車場の間隔も短くて、遠くまで歩く必要があまりないらしい。


フライブルクの環境視察で定番なのが、エコステーションである。ここは環境教育の拠点。やっていることは日本の類似の取組とそんなに違わないように思うが、普及の度合いがかなり違う。BUNDのようなNPOが運営し、わずかな利用料と補助金・基金・寄附金で、専属職員2名とアルバイト6人で切り盛りしている。ドイツ中に500の施設があり、幼児や小学生対象の「緑の教室」を中心に、年間数百回の教室を開いているという。


フライブルクの旧市街は全体が歩行者天国になっている。再開発された町並みは、昔の風情を保ちつつ、人が住みやすいように誘導し空洞化を防いでいる。市街の周囲に多くの駐車場を作り、中には車を入れない。人がゆっくり歩ける街になったことで、商売も伸び観光客も増えた。


気温はさほど低くないものの、強風に凍えながら歩き回った。昼食のイタリア料理はまずまず。夕食は黒い森のマス料理だったがちょっとはずした。デパ地下のスーパーでお土産用のジャムやサラミやハーブティーを確保。実りある1日でした。