段ボール堆肥

いつも生ゴミは、庭に掘った穴の中にためてときどき土をかぶせて処理しているのだが、このところの雨の水がたまって嫌気状態になりとてつもない悪臭を発するようになって、使用不能におちいってしまった。スイカを食べ始めて大量の生ゴミが出るというのにどうしてくれようか、エアドライも雨の日には非力だし、と考えた末、以前からはんぱにトライしては失敗してきた段ボール生ゴミ堆肥にきちんと挑戦することにした。

段ボール堆肥

やり方はいたって簡単。二重にした段ボール箱に新聞紙など敷いて通気性を確保した上で、腐葉土と鶏糞と米ぬかを投入して準備は完了。鶏糞は発酵していない乾燥鶏糞がいいとか聞いたが、なかったので発酵鶏糞で代用。腐葉土は一昨年の暮れに作った自作のもの。米ぬかは米屋で20kg 500円で買ってきた。分量は適当にしたが、正確なレシピが欲しい人は自分で検索すればすぐ見つかるでしょう。ここに、スイカの皮をある程度細かく裁断したものや茶殻やコーヒー殻を混ぜ込んで、上部にはたまたまあった不職布をかぶせてふたを半閉じにして通気性を確保する。これだけである。
たったこれだけのことをなぜきちんと今までやらなかったかというと、鶏糞とか米ぬかとか布切れとかそういうちょっとしたものでもわざわざ揃えるためにでかけるのが面倒だったからだ。今回は、少し前から野望リストに入れてあって、ついでのときに少しずつ買いそろえてあったのだ。やはりものごとは準備が大切だな(というようなたいそうな準備ではないんだが)。
で、スイカの皮を入れたのが今朝の9時頃で、さっき午後4時半頃に見に行ったら、箱に手を近づけただけでそれとわかるくらいにすでに発酵熱が発生しているではないか!今まで生ゴミでも落ち葉でも、堆肥づくりで発酵熱を感じられたことは一度もなかったのに、なんと安易な結末か。箱を開けると相当な熱さで、これならたしかに害虫の発生は難しかろう。教本通りの展開なのだが、はじめてうまくいっただけに感動の瞬間なのだった。