ペイ・フォワード・デポジット

日曜の朝、惰眠をむさぼりながら考えた。Epsonは、使用済みインクカートリッジでベルマーク運動に参加している。学校で使用済みカートリッジを集めると、その量に応じてベルマークポイントが付与されるというわけだ。これはなかなかいいアイデアだ。回収率を上げつつ、リサイクルに協力する人にも協力する意義を感じさせる仕組みだと思う。回収率が上がりにくいさまざまな商品についても、同じような方式をとればいい。たとえば充電池とかボタン電池なんかには最適だ。むろんいろんなメーカーのものが混ざるから困るのだろうけど、業界で共同出資して扱えばいいではないか。
これは一種のデポジット制だと言えるかもしれない。あらかじめ料金を上乗せしておいて、使用後に持ち込むと返してくれるのが本来のデポジット制なわけだが、ちまちまと個人に払い戻すのはたしかに大変だ。だから、個人に払い戻す代わりに、たとえばチャリティーに寄付するといった方向で還元する。いわば、ペイ・フォワード型のデポジット制ということだ。
で、朝考えていたのは割り箸だ。1膳数円の料金をとっておいて、回収量に応じてチャペルを通じて寄付をするようにすれば、財源は確保できるし、回収に協力するインセンティブもできるし。どうかな。