かるぴか試運転

梅雨もなし崩し的に明けたようで、パラボラ型ソーラークッカーの「かるぴか」をやっと試運転できた。若干薄雲のある昼前、まずは付属のホーロー鍋でじゃがいもをゆでてみる。かるぴか

はっきりと時間を計らなかったが、30分しないうちにお湯が沸騰した。さらに30分か40分ほどゆで続けて、柔らかくなったじゃがいもを昼食のつけあわせにした。なんだかものすごく甘い香りがして、ホクホクのおいもだった。この甘さがソーラークッキング独特なのかどうなのかは、比較してみないとわからない。でもとにかく、給食を食べて帰ってきた子供も、おいしいおいしいとあっという間にたいらげてしまった。

午後、付属していた中華鍋でポップコーンを作ってみる。サラダ油を入れてコーンを入れて、保温鍋のガラスのふたをかぶせてクッカーにかける。すぐに油が泡立ってくるが、なかなかはじけない。子供とふたり、じーっと見ている。サングラスをかけないと目にきつい。そのうち、ポン、といって最初の1個がはじけた。続いて、ポン、ポン、と続きだす。ときどき鍋を回して、まだはじけてないコーンを促す。三分の二くらいはじけたところで少し焦げ始めたので鍋をおろした。おいしいポップコーンでした。

少ししかできなかったので、もう少し量産しようと追加して放置しておいたら、しばらくして見に行ったら真っ黒焦げの炭になっていた。しかも半分くらいははじけていない。どうやら、

  • 焦点が局所的なので、薄い鍋ではまんべんなく加熱できない
  • 太陽高度が下がると上からの加熱が増えるので、できたポップコーンが上から焦げる

ということらしい。使い方に慣れが必要だな。

にしても、試運転の結果は良好。相当なパワーだ。デモンストレーションには申し分ない。