森林ボランティア

2度目の森林ボランティア。曇り空ながら幸運にも雨は降らない。多湿の上に木々も濡れている。どっちにしたって汗だくでびしょぬれだ。
前回やった山の斜面をさらに上り、頂上直下の急斜面で手入れする。枯れた木、やせたヒノキ、混み合った下枝を刈り払う。竹が侵入してきているので、どんどん伐る。竹は伐るのは楽だがよくすべるので、斜面を下まで滑り落ちかねない。注意して扱う。
このごろ多くの里山で問題になっているのがこの竹だ。いったん竹がはびこり出すと簡単には止められない。地表近くを横に延びてどんどん森を侵略していく。育つのは早いし、全部伐っても翌年また同じぐらい出てくる。伐った青竹は水分が多く、けっこう重い。やっかいものだ。
竹林では、たいてい春のタケノコシーズンになると、入るな採るなと看板が出ているが、実際こうして竹林を手入れすると、なんでタケノコのうちに採ってしまわなかったのかと愚痴りたくなる。みんなに喜んで消費してもらえるタケノコが、たかだが2−3ヶ月のうちにどうしようもない巨大な青竹になって、伐られてうち捨てられていくのだから。むろん、自由に人に入られては竹林も荒れるだろうが、適度に手入れせねばどのみち過密になって荒れるのだ。
「1ヶ月タケノコ採り放題!シーズンチケット○千円、限定□枚!」てな具合に、自分で採る気のない竹林所有者は、タケノコ採集権を売りに出せばいいのに。小遣い稼ぎになるし、竹林の手入れもちょっとはラクになるだろう。
そんなことを考えながら、ぐったりと疲れた一日でした。