淋しいのはアンタだけじゃない

 

 朝日新聞で紹介されていたのでKindle版を購入。

耳の不自由な人たちの世界を描こうというルポドキュメンタリー。耳が不自由、と一口で言っても、生来聞こえない人から途中で失った人、音の歪みや耳鳴りによるものなど、多種多様。傍目に見えない分、当事者たちの苦悩も計り知れないものがある。あの佐村河内氏にも接触して直接話を聞いているので興味深い。

印象に残ったのは、耳が不自由な人にとって、マンガは音を視覚的に知ることのできるツールであるということ。たしかにマンガにおける音の表現は豊かだ。