IWC29 2日目

 6時起床。デンパサールの快適なホテルを出て、学生たちは一路現地入り。引率数名は、日本領事館と日本人会を表敬訪問し、さらに学生たちから預かった日本円をまとめてルピアに換金するためにモールの銀行へ。なにしろ道路が混んでいるので、デンパサール市内をうろうろするだけでずいぶん時間を食う。用事が済んで、ようやく現地へ向かうが、この道も混んでいる。トラックなどの遅い車を追い抜かすのに手間取り、活動拠点のブリンビンサリ村の児童養護施設第2アスラマに到着したのは夕刻6時に近かった。学生たちはすでにホームステイ先に荷物を置いて、もどってきて子どもたちと遊んだりミーティングをしている。

 想像していたよりずっときれいに整った施設。各国の支援隊がいろいろに手を入れており、毎年姿を変えているという。外から見たところでは、ずいぶん充実した施設のように見える。われわれ引率者が宿泊するゲストハウスも、それなりに整っている。ただしシャワーはなく、ためた水を手桶でくんで浴びることになる。

 すぐに夕食。昨日のホテルよりはおかずの種類が少ないが、それでもまずまず。ただし子どもたちは別メニューだから、私達のためにかなり無理していいものを作ってくれているのだと思う。

 食事が終わる頃にはすでに暗い。見上げると真上にさそり座がある。その銀河をたどっていくと、先にはケンタウルス座の1等星2つと、南十字星。ヤシの木が多くて視界があまりよくないが、さすがに星はよく見える。BGMには練習中というガムラン音楽と、いろいろな生き物の鳴き声。姿は見えなかったが、大きなヤモリが鳴く「トッケイ!」という声も聞こえた。

 持参したモバイルWiFiの電波が弱いので、写真のアップロードはためらわれる。まずテキストをアップして、後でできるようなら写真も付け加えることにする。電波が弱いなりに携帯もメールも使えるようだ。明日からワークが始まる。

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