ハイペリオン

Kindle版で上巻を読破中。

「エンダーのゲーム」とともに、アメリカ留学中に読んだSF小説。この「ハイペリオン」はたしかに読んだのだと思う。登場する不気味な異星人(?)シュライクの姿(の想像)の記憶がある。だから読んだに違いない。


しかし、この話は日本語ですらけっこう読みにくい。SFならではのマニアックな印象を受ける凝った単語が山盛り出てきて、スムーズに進まない。よくこんなのを英語で読んだものだと感心する。友人から借りた手前、半ば義務感で読み進んで、終わったときにはホッとした、そんな記憶も残っている。


肝心の中身については、以前の記憶はほとんどない。日本語で読んでいると、最初こそ読みにくかったが、巡礼者によるそれぞれの語りに入って一気に引き込まれた。さてこの後どうなるのか。その昔ほとんどわけがわからなかった物語が、きれいに終わってすっきりするのだろうか。