ハンガー・ゲーム2,3

ハンガー・ゲーム3 上 (文庫ダ・ヴィンチ)

ハンガー・ゲーム3 上 (文庫ダ・ヴィンチ)

ということで、正月の間にたちまちのうちに2巻上・下、3巻上・下と完読してしまった。
カットニス・エバディーンの世界にどっぷりと浸かってしまい、しばらくひきずりそう。


子どもたちを殺し合わせる、という設定は、当然ながらそんな制度を作った体制への反逆へとつながらなければ話が深まらない。「バトル・ロワイヤル」の世界では、少なくとも映画の続編ではそれが有効な反逆にならなかったが、この「ハンガー・ゲーム」ではそこからがおもしろかった。逆襲劇に胸躍らせ、意外な結末には若干違和感も覚えつつ、深い満足に浸った。