スーパーサイズ・ミー


正月早々風邪ひいてしまって、布団に入ってHuluを観まくる。
紹介するに値しないようなのも観た(「蝋人形の館」とか)が、これはおもしろかった。

スーパーサイズ・ミー 通常版 [DVD]
スーパーサイズ・ミー」(監督・出演モーガン・スパーロック 2004年公開)

アメリカ人の肥満問題をうけて、30日間マクドナルドのメニューだけ食べて過ごしたら健康な身体がどうなるか、という身体を張った実験を描いたドキュメンタリー。マクドナルドのメニュー以外はいっさい食べない、「スーパーサイズ」を勧められたら必ずそれにする、というルールで進む。スーパーサイズは日本にはない(アメリカでもこの映画の後なくなったらしい)が、ドリンクなんて2リットル近いサイズ。はじめてスーパーサイズを食べることになって、むりやり押し込んだ直後に吐いてしまうシーンがリアルに気持ち悪い。
 食べるだけの実験なので、途中はいろいろなインタビューや、学校給食の裏側などが挿入される。途中経過の健康診断で、このまま続けたら命に関わると警告されたり、精神状態まで影響されてきたり、とかなりシビアな状態になるのがすごい。

 おそろしー、と思うか、まぁ当然だわな、と思うか。ハンバーガーがというより量の問題でもある。マクドは日本にもはびこっているが、アメリカ人みたいに常軌を逸したような肥満は蔓延していない。体質も、食文化も、いろいろあるから、マクドだけがやり玉に挙げられるのはかわいそうかな。