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祝の島

映画

環境委員会とメディア教育実践研究会共催のイベントが終わった。映画『祝の島』上映には150人くらいが集まった。授業振替で仕方なく来た学生もいたようだが、社会人の姿も目立った。

映画は、町議会における原発推進派と反対派の激しい対立のシーンから始まったのでどうなることかと思ったが、島での人々の生活を追う美しい映像がその後続いた。「営み」という言葉がしっくりくる、海(と山)に生かされる生活。反原発運動のシーンはときおり挟み込まれるのみ。しかし、外部からやってきた原発というものによって、共同体をむりやり引き裂かれた人々の痛みがふいに感じられる場面では、思わず涙が出た。

映画上映の後、纐纈(はなぶさ)あや監督によるトークセッション。1年10か月島に住み込んで撮影された裏話や島民との関係、映画を作るにあたっての姿勢など、やはりご本人でなければ語れないたくさんのことが聞けて、こちらも充実した時間だった。同じ祝島を題材にした鎌仲ひとみ監督の映画『ミツバチの羽音と地球の回転』と見比べると面白そうである(撮影する側と住民との関係性が違うらしい)。


セッション終了後、珈琲館に場を移すが、いくらでも話を聞いていたい感じ。現在撮影中の次の作品もまた扱い方の難度の高い、面白いものになりそうである。スポンサーがつかない性質の映画ということで、個人から応援団として製作協力金を募っているという。一口5000円から。出す価値はあるとみた。

次の作品はこちら:
『ある精肉店のはなし(仮題)』
http://www.seinikuten-eiga.com/