幸せの経済学again

「泉北教養講座」に招かれ、映画「幸せの経済学」上映の前後にコメンテーターを務める。
熱心な中高年の方々を前に、グローバリゼーションとローカリゼーションなどという自分に似合わない話をするのは気が引けるが、グローバルな大量消費社会が環境問題の根源であるという主張をする。そして映画はそのグローバル消費社会が不幸の元であると主張。ローカリゼーション、とくに食とエネルギーの地産地消が地域社会を豊かにするという。たしかにそうだろうなと思いつつ、どうやったらそんな地域社会にシフトできるのか、そこで若者は職についてちゃんと収入を得られるようになるのか、そこが確信持てなくてもごもごとコメントする。若者は地域から一度は外へ出ていろいろ経験してきた方がいいからとりあえず放っといて、こういう教養講座の受講生のような元気でやる気のある中高年層こそ、地域を元気にする中核になってローカリゼーションを引っ張っていってほしいような気がする。

それにしても、神戸や鳥取からもわざわざ観に来られた方がいた。映画のメッセージはじわじわと広く伝わって行くに違いない。