稲刈り

昨日は、「農園 槇ノ泉」におじゃまして稲刈りを体験させていただく予定だったのだけど、前日から雨が降り続き、早々に中止決定。せっかく学生12人も参加する予定だったのだが、残念。



稲刈りと言えば、
9月に陸前高田被災地ボランティアに行った時のことを思い出す。
元水田だったところが、1メートル以上もある雑草に完全におおわれて一面の草原になっていた。そこの通り道を確保するためみんなでせっせと草刈りをして、調子に乗ってどんどん面積を広げていると、


雑草の間から実った稲が出てきた。


まわりの雑草より背が低いので光が当たらず、株は貧弱で、実った穂も小さいが、それでもまちがいようもなく稲だった。
津波にもまれ、塩水をかぶり、塩分の残る土で、雑草におおわれながら、それでも生きて、種をつけていた。


根元を津波に洗われただけの杉の木が、山の斜面で茶色く枯れている。家は跡形もなく流された。その目の前の田んぼで、稲はちゃんと生き残っている。


少し、うれしかった。