エコ大ソーラー2

エコロジー大学で「ソーラークッカーをつくろう!」という講座を開く。親子連ればかり26人くらい。子どもはみな小学校低学年かそれ以下。


最初に原理を簡単に説明した後、ききょうの製作。足並みがなかなかそろわないので、けっこう時間がかかった気がしたが、最初の話も含めて30分強で用意できた。それぞれにクッカーを持って広場に出て、設置する。風があるので苦労するが、ガムテープで地面に固定し、さらに複数のクッカーをせんたくばさみでつなげることで、なんとか安定した。コーヒー缶に卵と水を入れ、ジップロックに入れてセット。その後、既製品のかるぴかやサニークッカー、サンオーブンを紹介したら、いい加減暑くなったので屋内に戻る。この時点で、講座開始から1時間ちょっとしか経ってない。


待ち時間をつぶす用意をしていなかったのだが、アシスタントに来てくれたゼミ生が「堺市のさかなつり」を夜なべ仕事で作ってきてくれていた。糸の先につけた磁石でクリップをつけた魚の絵を釣り上げるというあれである。子どもの人数が多くて釣り糸が絡まったりして混乱もしたが、いい遊びになった。これで20分ちょっと消費。

あとは、スライドショーでいろいろなクッカーの紹介や、ソーラークッカーが活躍する途上国の場面などの話をして15分消費。まだ時間があるのだけど、完全にねたが尽きた。

事務局からの連絡などでもう少し時間をつぶしてから、みんなで広場に戻って結果をチェック。いくつか卵を割ってみるが、ちょっとだけ白くなりかかっているが温泉卵というにはまだ早いというのがせいぜいで、全然生のままのものもある。どうやら、屋内に戻っていた間に雲が出ていたらしい。ポップコーンもはじけてない。サンオーブンのご飯だけはなんとか炊けていた。さすがサンオーブン。


そんなこんなで、デモンストレーションとしてのできはよくなかったが、まぁなんとか終了することができた。子ども向けに、待ち時間にできるワークをなにか考える必要がある。少なくとも1時間はつぶせないと。


それと、夏のソーラークッキングは暑くてたいへんだ。実演したり温度変化を測ったり、という活動など、とてもやってられない。セットだけしたら、あとは映画か何か見ている、というのがいいかもしれない。