田植え

楽しみにしていた田植え体験イベント。
自然農法を実践されている農園槇ノ泉のご協力で実現となった。

不耕起、つまり耕さない、雑草を抜かない水田での田植え。自然農法というところに興味を持った学生もいたようで、結局我がゼミから6人、他のゼミ等から7人、引率2人の15人でお邪魔することとなった。


当日は朝から小雨が降り、どうなることかと思ったが、現地に到着したらちょうど降り止んだ。
耕していないから地面が固いかと思われたが、けっこう軟らかくて、指で穴を開けて植え付けることができた。倒された雑草をかきわけて地面を探し、1本ずつ植えていく。慣れたら難しくはない。

1時間もしたら、割り当てられた場所はすべて植え終わった。腰や太ももへのダメージも思ったほどではない。


今回もうひとつ楽しみだったのは、水田の生き物調べであった。どんな生き物がいるのか。無農薬だからさぞかしいろいろといるのだろうと期待していった。とりあえずいろいろ目につく生き物をプラ容器に採集してもらう。

カエルはもちろん、すごい数のコモリグモ、久しぶりに見たカブトエビ、初めて見たホウネンエビ、オタマジャクシ、そしてわずかな水たまりに乱舞する無数のミジンコ。歩くたびに舞い上がるのはウンカだろうか。ツバメも急接近。
比較対象がないので、慣行水田より多いのか同じようなものかは判断できない。ともかく、学生たちはそれなりに興味深そうにいろいろ採っていた。もっとも、地元が田舎という学生も多く、べつに珍しくもないという感想もあった。


結局、午前中に田植えと生き物調べをしてしまい、昼食を食べたら帰ることにした。ちょっと短かったが、ときどき小雨が降るし、まぁこんなところだろうか。

こちらの農園では、今後もときどきお邪魔させてもらって、もう少しきちんとした生き物調べをさせてもらえたらと思っている。そして秋にはぜひ刈り取りも体験させてもらおう。