地球移動作戦
まだ風邪が治らない。明日会議も含めて1限目から4限目まで、喉が保つか。
本屋で表紙を見て衝動買い。この手の分野にはあまり手を出してこなかったのだけど、なんといっても「と学会」会長がどんな小説を書くのかという点に興味があった。断じて表紙の女の子がかわいかったからではない。
いにしえのSF映画「妖星ゴラス」を下敷きにした作品。虚構の動力源などは別として、ありうべき未来の世界とそのさまざまな問題の描き方は、期待通りだった。確証はないが、きちんと考証されているのだろうなと思わせるものがあった。
それにしても、この本の世界でも、あるいはガンダムOOの世界でも、夢のような無公害無尽蔵のエネルギー源を手にしても、人間の世界はあいかわらず山積みの問題に頭を悩まし続けるのだな。悲しくもあり、おかしくもあり。