継続する支援

震災から日数が経ち、ニュースの密度が減ってくる。最初の衝撃が薄れ、日常にかまけている。あちこちで行われていた募金にも、一度は思い切った額を入れても、二度目三度目はそうは続かない。しかし、再建はまだまだこれからの話であり、支援はいくらでもいるだろう。たまたま余裕のあるお金をまわすだけでは足りない。お金を継続的に作り出すことを考えなければいけない。今まで以上に作り出す、それは簡単なことではないだろう。


学生でもできそうなことを考えていた。とりあえずは、ムダの削減からだ。

(1) 毎日のように自販機でジュースやお茶を買っている人へ。自販機にお金を入れる前に考えよう。自分は本当にどうしてもそれを飲みたいのだろうか。冷水器の水で口を湿らせるだけではだめだろうか。自宅から水筒でお茶を持参してもいい。自販機で買ったつもりでその150円を寄付しよう。


(2) タバコをやめられない人へ。今まで、自分の健康のためにも、嫌煙家からの白い目にさらされても、やめられなかった? では被災者のためならどうだろう。タバコを買いたくなったとき、ぐっとがまんしてそのお金を寄付する。自分も苦しいが、被災者の苦しみに比べればなんてことない。くじけそうになるたびに、寄付額が増える。


(3) 小学校で集めていたベルマーク。今は集めていないなら、捨てられているはず。集めてベルマーク教育助成財団に送れば、支援に使ってくれる。大学関係者ならインクジェットプリンターのインクカートリッジもたくさん使っているはず。あれもベルマークになる。


(4) とはいえ、あまり小さな額のために手間や時間や送料をかけるくらいなら、1時間余計にバイトしてその時給分を寄付する方がいい。あなたの時間は決してタダではない。現地に入ってなにか手助けするのもいいが、同じ時間地元でバイトしてそのお金を寄付するのも立派な支援だ。