群集と進化

朝から環境報告書を仕上げて関係者にメールで送信してから、ホテルで昼食とって東大に向かう。久しぶりの日本生態学会大会。本や機器展示をぶらぶらと見て、さてどうしようかと歩いていたらご無沙汰していたT君に会って行動をしばらく共に。なじみの人の発表を2件聴いたらもうつらくなってきた。夕べ寝不足なこともあってすぐに眠りに落ちてしまう。あきらめてポスター会場に行ってみる。これまた久しぶりのM中さんに会う。日録を拝見しているのでそんなに久しぶりのつもりはなかったが、ずいぶん髪が白くなられた様子を見て時の流れを感じる。

うろうろするのも疲れるので、発表会場でゆっくり眠るうちに時間になった。夕方からの企画集会「群集と進化:Evolution in a Community Context」に講演者として参加する。前に学会で講演したのは2005年の自由集会のことだろうか。ひさしぶりだが、ふだんの講義でしゃべくりは鍛えられており緊張はしない。ただ、期待に添えたのかどうかは心許ない。時間を5分近くオーバーしたが、集会全体としては時間内に収まったのでさほどのひんしゅくではないだろう。いつもと違う脳の部分を使った気がする。

集会後は流れで懇親会へ。まわりがほとんど若い人たちばかりで、自分が彼らに対し昔話を語る役回りになっていることにがくぜんとする。時は流れ去ったのだな。