ヨーロッパエコスタディ4日目

明け方降っていた雨は止んだ。今日は日曜でどこもたいてい閉まっている日なので、近くの森を案内してもらいながら散策する。吹き飛ばされそうな強風が吹いている。シュバルツバルト、和訳すると「黒い森」。巨大なドイツトウヒやもみの木が生える森。なぜ黒い森か、というと、トウヒなどが黒く見えるからではない。元はと言えばブナの原生林だった頃についた名前で、うっそうと繁る森の中が暗く恐ろしかったからだという。もののけ姫に出てくる森のようなものか。もともとあまりなかったトウヒをたくさん植えるようになったのは、林業が活発になってからのことだそうな。日本のスギみたいなものだ。


午後は、となりのバルトキルヒにあるオルガン博物館へ。手回しオルガンや紙式の自動演奏オルガンの製造で、この町は200年以上前から有名だという。古い貴重なものも含めて、たくさん実際に演奏してもらえて楽しかった。


夜はふたたびフライブルクの町へ出て夕食。ソーセージとザウアークラウトの由緒正しきドイツ飯をビールでいただく。