リスニングテスト

9月におこなった国際ワークキャンプ・大阪では、最後に学生たちが桃山宣言をカンタベリー大主教の前で読み上げた。このとき、学生のプレゼンテーションに対し大主教は非常に好意的なコメントをしてくださり、学生たちを感激させたのだった。

このときのコメントだが、こともあろうに関係者一同、だれもこれをきちんと録音していなかったのである。かろうじて、一部始終をビデオに撮っていてくださった方がいたので、その音声を抽出することはできた。しかし、反響や周囲の雑音が混ざりかなり聞き取りにくい。苦労して文字に起こしたのだが、どうにも筋の通らない部分があって、訳すに訳せないでいた。キリスト教論集に報告を載せることになり、なんとしても大主教のコメントも載せたいと思って、ようやくネイティブの同僚に頼んで聴いてもらい、一部を除いてほぼ全体を聞き取ることに成功した。なんでもっと早く頼まなかったのかと、いまさらながら思う。ひとつ、荷が降ろせた。