雑巾がけ

朝まで降った雨でグラウンドは水たまりだらけだった。しかし天気は回復に向かっており、小学校は運動会の決行を決めた。朝から観客・交通整理のために集まっていた親父の会メンバーは、運動会実施のため必要な作業を手助けすることになった。


水はけのいいグラウンドとはいえ、開始時間を1時間半遅らせただけで乾くとは思えない。そこで、浮いた水を雑巾に吸わせて取り除く作業を総出で行う。土の地面に雑巾を敷き詰めて、絞ってはまた敷いてを繰り返す。何度も限りなく絞るうちに、握力はなくなり手のひらはひりひりしてくる。しかし、目に見えてトラックが固まってきて、なんとか開門時間までには水気を取り除くことができた。


始まってみれば、暑すぎるくらいにいい天気。少し短縮されたプログラムは滞りなく進み、無事終了することができた。へとへとになったけど、最後の小学校運動会はいいものになったと思う。