出張講義

家からさほど遠くない高校に出かけて講義を行う。


50分の授業を、2回やる。テーマは「なぜ環境問題に取り組まねばならないか」。

テーマに沿ってあらかじめ下準備はしたのだけれど、話し始めてからの生徒の反応を見て、方向を変える。

変えたのはいいが、時間がなくなって、結局テーマの問いにちゃんと答えないまま終わってしまった。


いつも90分しゃべりたおしているのに、50分の授業でどっと疲れる。



大学の受講者は単位がかかっているからそれなりにちゃんと聞こうとしているし、こちらもそれが当たり前だと思っている。高校生たちは、聞かねばならない義務も義理もないので、反応が正直だ。話に食いついてきてくれるのはわずか。

まだまだ話術がなってない証拠だな。



授業後のアンケートには、差し障りのないことを書いているのがほとんどだが、一人だけ「大学で堂々と(温暖化の)CO2原因説を教えるとはどういうことか」と書いていたのがいた。

うん、そういう突っ込んだ話もしたかったな。