循環型社会

NPO大阪シニア自然カレッジの方たちに、「循環型社会」をテーマに話をする。10時から3時までの長丁場。去年は勝手もわからずにただ授業の延長として適当にPowerPointをつなげたものを持ち込んで、午前中だけでほとんど持ち駒を使い切ってしまい立ち往生した。今年は今月すでに別のテーマで一度やっていて雰囲気もわかっていて、知ったかぶりして背伸びしたらすぐに見透かされることを痛感しているので、正直に正面からわかることだけ話して、あとは一緒に考えていただくという姿勢で臨んだ。

最初に受講者の問題意識を数人に伺う。これにより、こちらも話の焦点をどこにもっていくべきか考えられるし、たぶん聴く方もなにを考えて聞くかという姿勢がそれなりにできると思う。リサイクルの話から入ったので生活との接点があって、聴衆の感触はよかった。某T教授がテレビで言っていることがいかに信頼できないかということを強調しておく。人をけなす話をあまりしたくはないが、なんだかどんどん幅をきかせているので、防衛が必要だろう。午後は自然界の循環システムを紹介して、循環にはエネルギーが必要で、最終的にそれが制限要因になるといういつもの話をしたが、食後の眠い時間のせいかあるいは当然のことなのか、あまり反応はなかった。最後の1時間はフリーディスカッションとさせてもらったが、ごく一部の人だけではあるが話題が途絶えることはなく、まぁよかったように思う。

終わって大学にかけつけて会議に出席。会議後肉体労働をほんのちょっとして今日の仕事は終了。オフィスの机上に書類が山をなし始めているが、これはまた後日ということにしよう。