採点終了

やっと期末試験の採点が終わり、成績評価を教務に提出した。
今回の「自然科学」の試験の出来はよくなかった。当初の予定通り60点を足切りラインにしたら、300名あまりの受験者の三分の二を不合格にすることになる。そんなつもりはなかったのだが、難易度が高かったか採点が厳しかったか。いずれにせよそのままではちょっとまずいので、やや甘くする方向に変更した。それでも100人落とした。
同僚とも話をしたのだが、試験問題の意図を読み取ることのできない者が多いようなので、一度授業の中で問題をやらせてみて、どういう答え方がよくてどういうのがまずいのか、それを経験させたほうがいいのかもしれない。試験前にやるのも一案だが、学期のはじめの方で一度やることで、どのくらい真剣に聞いておかないといけないかを自覚させる必要もあるのかも知れない。
今回とくに1回生の中にまるでできていない者が多かった(不合格40%。他学年は25-30%)。彼らはおそらく「学び方」「勉強の仕方」「答え方」を知らないのではないかと思える。それでもここまでやってこれたのだろう。ここで単位を落とすことで、多少でも学んでくれるといいのだが。