エコシフト

エコシフト (講談社現代新書)

エコシフト (講談社現代新書)

おもしろかった。これはぜひ、なにか行動を起こしたいと思っている学生たちみんなに読んでもらいたい。「100万人のキャンドルナイト」「ほっとけない世界のまずしさ(ホワイバンド)」の仕掛け人となった著者が、”既成概念を突破するおもしろさ”を自身のさまざまな経験を実例に語ってくれる。お説教でも我慢でもなく、「チャーミングに」環境問題に取り組んで、それが世界を変えていく可能性があるのだと教えてくれる。自分たちでは何もできないと思いこんでいる学生でも、できることがあるかもしれないと思わせてくれる、そんな本だ。
同時に、自分たちの想いを世の中に対して上手にコミュニケートすることの大切さも教えてくれる。非力だからこそ、伝えることに全力を傾けなければいけない。NPOでも、学生の環境サークルでも、きっとそこは同じだと思う。