本物のツバル

とうとう本番。環境委員会主催の環境講演会「ツバルが直面する地球温暖化の危機」が開催された。前の時間に授業が入っていたため講師の迎えを学生に頼み、20分早めに授業を切り上げて控え室に向かう。学生たちはちゃんと任務を果たしてくれていた。会場に移動し、学生の司会で幕を開ける。遠藤さんは自分のMacでプレゼンをされた。ツバルの写真が出てくるまでかなりじらされたが、青い海と青い空と白い砂の風景は、あまりにも美しく、あまりにもはかなく見えた。話が4限目の授業時間中に終わらないかもしれないという予測はしていたが、「わたしたちになにができるか」という肝心の部分が5限目に入ってしまい、半分以上の聴衆が退席してしまっていたのは残念だった。しかし、とにかく現地をよく知る人の生の話が聞けて、多くの人がそれなりに満足してくれたように思う。

ツバル―海抜1メートルの島国、その自然と暮らし

講演後に、企画運営してくれた学生7人とともに近所のレストランへ。ずっと取り組んできて、今また話を聞いて感動している彼らは、講師といろいろな話ができてさらに充実した時間を過ごした。なにかしなければ、次は何をしようか、という想いが出口をもとめてあばれている。絶対ツバルに行く、と言うのも出てくる。このエネルギーを、さらなる目標に向けて誘導しなければ。とりあえずの宿題として、学内の自販機のエネルギー消費と収益を調査して、自販機数の削減、さらには撤廃にむけて動き出そう、という課題が講師から出された。どこまで可能かわからないが、アクションを起こし続けることが大事だ。一つ終わって休んでいるわけにはいかない。