祈念

あけました。おめでとうございます。

去年の1月1日のブログを見ると、2007年に地球環境問題の潮流がおおきなうねりになってくるだろうと予測している。だれでも予測できたことだが、2007年はだいたいそういう雰囲気ではあった。そして今年、いよいよ京都議定書の約束期間に入り、年始から連日のように関連特番が流れている。政府のやる気のなさは相変わらずだが、人々の意識はいやでも駆り立てられてくるだろう。それが、現実の日常を変える力を持つのか、それとも一時的な煽りに終わってしまうのか。メディアがどこまで根気よく取り上げ続けるかにもよるし、一般の人々が取り組める選択肢がもっと増えるかにもよるだろう。一方で、武田某氏のような反動的な言論もある程度増えるだろうが、それがどの程度で収まるかは、結局視聴者の見識次第というところだろう。

今の大学に職を得て、慣れない環境問題についての講義を始めたのは、京都会議の翌年だった。京都議定書がいつ発効するだろうか、というような話をしていたのがついこないだのように思うのに、もう約束期間に入った。この間、授業の基本骨格はほとんど変えていない。そろそろオーバーホールして、まったく違うアプローチをすべき時に来たように思う。本気で、変えないと。

今年は、いろいろなことについて、一歩前に踏み出したい。