縁の下の力持ち

5時半起床。合宿所に行くと、もう学生達の準備もできていた。カメラを持って教室棟に向かうとき、ちょうど朝日が昇ってきてた。控え室に挨拶に行き、さっそく撮影にはいる。仕事を熟知した人たちによる、ムダのない迅速な動きに、撮影隊はちょっとあわててしまうが、要所を撮影してこのグループは1時間ほどで終了する。他のグループが体育館、部室棟なども取材していき、直接のインタビューの場も設定してもらったので思うところの話も聞けた(はずだ)。昼前には予定の撮影スケジュールはすべて終了。ひとつのグループで、まわしていたはずのカメラになにも写っていなかった、というトラブルが発生して気の毒なことをしたが、とりあえず目的の第一段階は無事完了した。

自分たちの知らない時間におこなわれていることを目の当たりにして、学生達もそれなりに感じるものがあっただろう。だから、どうする、というものではないかもしれない。しかし、何も知らず意識せずに過ごすのと、知った上で接するのでは、なにかに違いがあるはずだ。そう信じたい。