xxxで紙作り

子どもが夏休みの自由研究で紙作りをやった。最初は草でやっていたのだけど、どうせならということで食品ゴミでできないか試してみて、おからとかバナナの皮は失敗したが、スイカの皮が意外によかった、とかなかなかおもしろい結果になった。で、他にどんなものがいいかな、と考えていたときに、「馬糞とかいいんじゃない?繊維が豊富そうだし(笑)」などということを冗談として言っていたのだが・・・馬糞じゃないけど、そういう発想をした人がすでにいたんですね。この本がそれ。

ぼくのウンチはなんになる? (ぞうさんペーパー ブックシリーズ)

ぼくのウンチはなんになる? (ぞうさんペーパー ブックシリーズ)

スリランカの象のウンチから作った紙でできている本。なぜか琵琶湖博物館のお土産屋さんに置いてあったので思わず買ってきた。べつに臭いことはない。強いて言えば、古くなった文庫本をめくったときの少しかび臭いような懐かしいようなにおいがする。手触りがやわらかく、ソフトな紙だ。

ウンチで紙を作ることに環境保全的な意味があるかどうかは現地の状況によるが、それによって貧しい農村に収入がもたらされたり、本代の一部がゾウの保護に使われたりするのであれば、悪くない思いつきだと思う。日本で真似したってだめだと思うけどね。