記念日

桃山学院大と立教大のアメリカンフットボール部が、清里のグラウンドで初の合同練習を行った。これから約1週間弱の間、同じグラウンドで相手を意識しながらの集中練習である。ともに聖公会系の東西二つの大学が、清泉寮を開きアメリカンフットボールを日本に紹介した聖公会のポール・ラッシュ氏の眠る地でアメリカンフットボールの合同練習をする。これは記念すべき日だと思う。
ただの合同練習なら他でもできる。しかし、この地に来て、ラッシュ氏の目指したものを清泉寮や記念センター、聖アンデレ教会で感じるにつれ、熱い思いがわきおこってくる。ここを中心にして、なにか新しいことが始まる、あるいは、始めなければいけない、という気になる。

あいにく私は今日で清里を去らねばならないが、学生たちが少しでもこの地にひそむその熱さを感じ取ってくれたらと願わずにはいられない。