いずみの国の歴史

基礎演習の時間を使って、受講者5人をいずみの国の歴史館に連れて行く。和泉市50年史の特別展をしているので、この辺りがもともとどういう風景だったのかを知ってもらえるのではないかと思ってのことだ。こんな機会でもないと、ここに博物館があるということ自体気づかず大学を去っていく者がほとんどだと思う。入館料は学生100円なので、演習補助費でまかなえる範囲で助かった。
展示は、和泉市が今の範囲になるまでの合併の歴史や、昔の特産品(織物、みかん、ガラス細工など)、そしてニュータウン開発の様子など。大学近辺の昔の風景をどんぴしゃで写した写真などはなかったがそれは仕方ない。松尾川と槇尾川、二つの川沿いに村があり、挟まれ残された丘陵地帯だったということは古い地図でわかる。その丘陵地帯を、まったく面影もなくなるほど開発し尽くした、その中に大学があるということだ。