コメントと返事

今年はいままでになく受講者数が少なめで、暫定だが世界市民が125人、自然科学が188人だ。これでも多いと思う人はいるだろうが、500とか700とか1000という授業を経験してきた自分としては、ちょっと頼りないくらい少ない気がする。世界市民では毎回コメントカードを集めているのだが、その日のうちにソートして名簿に記帳し、回答する必要のあるものをピックアップして入力してしまえる。そんなこと、これまでだったらしたくてもなかなかできなかった。
コメントの質問はできるだけ回答を用意し、プリントにして次回に配布することにした。回答してもらえることがわかると、より質問してみる動機付けになるようだ。以前実施した大福帳は、受講者個人と教員のやりとりに限定されたが、やりとりを受講者全員で共有する方が刺激は広がるだろう。ただどうしても選抜しなければならないので、切り捨てられる部分が出てくる。そのバランスをうまく保つには、受講者数が少ない方がいい。
コメントをすぐに見ると、どこがうまく説明できていないかよくわかる。今日話した里山保全については、もう一度時間をかけて次回説明しなければ。一方で、受講者のレベルのばらつきもよくわかる。「ノートはとったほうがいいですか。」なんてこと、思っているとは想像もしないから。