高校生意識調査

先週の木曜日、車の中で聴いていたABCラジオの番組で、道上洋三が読売新聞の記事を取りあげていた。

日本は「できる生徒」より「人気者」…高校生意識調査
 日米中韓の4か国の中で、日本の高校生は学校の成績や進学への関心度が最も低いという実態が1日、文部科学省所管の教育研究機関による意識調査で明らかになった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060301it14.htm

読売の報道内容を聴いて、私はさもありなんと一度は納得してしまったのだが、道上氏は読売の解釈に異を唱えた。こういうアンケートを受けたときにどういう態度で回答するか、という気質が国によって違う、という視点からの反論で、なるほどと納得させられるものだった。道上氏に対する評価が上がるとともに、自身の批判力の弱さを反省した。
で、そのことを思い出して書くために検索していると、こちらのブログではさらに詳細な批判がなされていた。道上氏と同じ批判に加え、単純集計データを調べた上で統計処理の誤りも指摘されている。お金をかけて大規模な調査をしておいて、下手な統計処理でまちがった結論を出す愚。社会調査士がもっと必要だな。
ちなみに上記サイト愛と苦悩の日記は、昔愛読していたサイトのブログ版だ。長らくご無沙汰してブックマークもなくしていたが、偶然再発見できてなんとなくうれしい。