大学を発電所に

市民出資による自然エネルギー発電を調べているのは、大学という場がそうした形の地域発電所として機能するのではないかという動機からだ。大学に限らず学校組織というのは、有利な特徴を備えているように思う。

  1. 教職員と在校生、在校生の父兄、卒業生をすべて合わせると相当な数の関係者が存在し、しかもそれぞれがその学校に対しある程度の帰属意識を持っているので、出資者を募りやすい(たぶん)。
  2. 敷地が広く建物もたくさんあり、自然エネルギー発電施設を設置できる場所がたくさんある(たぶん)。
  3. 発電した電気をその場で消費できるので、不利な条件で電力会社に売電する必要がない(たぶん)。
  4. 地域の広域避難場所になっている場合も多いので、災害時の非常電源としても役に立つ。

なんだかたぶんばかりだが、そうまとはずれではないだろう。あとは、経営主体をどこにするかだ。大学が自分で発電事業をするのは無理なのかも。大学が発電事業者に場所を貸して電気を買う、という形にするのかな。このへんになると、法的なことに詳しい人の手助けがないとよくわからない。でも、大学にとってもいい宣伝になるし、悪くないと思うんだがな。