市民発電エコファンド

(株)グリーンファンドのサイトでは、ドイツで行われる太陽光発電事業に出資する人を募集している。太陽光発電事業を支えるとともに、それが預貯金よりは有利な利益を生むことを売りにしているわけで、株式投資と基本的には変わらない。国内では(株)自然エネルギー市民ファンドが、千葉・茨城・秋田・青森に建設予定の大型風力発電への出資者を募集していたが、受付期間終了を待たずに8億6千万円の目標金額を達成しそうだという。一口50万円だというのにすごいことだ。当然こちらも、利益が出ることを期待しての投資であると考えることもできるが、自分たちのお金で風力発電が建つ、ということに夢を感じての出資という要素も大きいだろう。事業としての規模を拡大するには投資に対する利益を強調すべきだろうが、経済的利益だけではない「夢」がそこに添えられることで人は動くということだ。
こうした市民発電のためのエコファンド事業、もっと増やしたいな。