OR学会

日本オペレーションズ・リサーチ学会関西支部「環境マネジメントとOR」研究部会の例会に招かれて話をした。ORってなんだ?というレベルの私が、これまた専門外の環境マネジメントを語るというのはきわめて無謀なのだけれど、まあこれも勉強ということで。
なにかORに適した話題でも、と思ったが、素人が下手にウケを考えても空振りするだけだと思い、授業でやってきたようなごくごく表面的な生物保全の話でまとめておいた。カタストロフィックシフト、なんていう流行り言葉も入れてみたが、どの程度のどういう撹乱でそのシフトが起こるかはそれぞれの生態系ごとにわからない、となるとあまり役に立たない概念だと切り捨てられる。
技術系の応用畑の人がほとんどだったので、生物保全はいろいろ難しい、では納得せず、やはりどこでどう線引きして人間社会と両立させるのか、という具体性を要求された。それは私自身まだよくわからない。
ちなみにもうひとりの演者は、関電の子会社でCO2貯蔵法としての炭(木炭)の活用を研究している方。現場の話はやはりおもしろい。だけどビジネスとしては難しそう。