インドネシア

先週1週間インドネシアにいた。ジャカルタに4日、ジャカルタ沖のリゾート島に3日、思い切った観光旅行だった。仕事のことはすっかり忘れていた。いや、考えないでもなかったけれど、考えてもどうにもならないのはわかっていたから。
ジャカルタで驚いたこと:交通状況のカオス。そして自動車がきれいなこと。アジアの多くの地域でそうだと聞いているが、とにかく車線などあってなきがごとしで、すきまさえあれば入り込んでくる自動車、そのまたすきまを走り抜けるバイク、その間をぬって道路を横断する歩行者と、寄ってくる物売り・物乞い。とてもとても自分で運転しようなどとは思えない状況。そして、このカオティックな状況を毎日生き抜いているにしては、どの車も実にきれいなのだ。へこみや傷がめったに見あたらない。アメリカにいたときの方がよっぽどボロ車を目にしたように思う。なんなんだこれは。

緊張を強いられるジャカルタをあとにして向かったのは、北へ100kmほど離れたプラウ・スリブと呼ばれる群島につくられたマリン・リゾート。もともと日本の航空会社が作ってその後手を引いたというこのリゾートは、およそ日本人が「南国のリゾート」として思い浮かべるすべてのものをそろえた「楽園」だった。青い空、青い海、白い砂浜、ヤシの木、珊瑚礁と熱帯魚、ブーゲンビリアやハイビスカス、人なつこい笑顔の現地従業員、ヤシの葉で葺いた屋根のコテージ。これ以上なにが必要だろう。自分のミーハーさに恥ずかしくなりつつも、これぞ地上の楽園とばかりに羽を伸ばしてきた。島の写真

帰ってきてニュースを見たら、インドネシアで旅客機墜落とか出ていましたが、生きております。