いいラーニング

e-ラーニング勉強会に出席。追手門学院大の真庭氏のお話を聞きつつ、うちの大学もちょっとなんか始めないとやばいでしょ、という話を有志で行う。でも、先行事例を聞きつつぶっちゃけたはなし、本気でeラーニングやるのはけっこう高くつくし、非常勤雇ったり外部丸投げでもかわらないかも、ということで聴衆の期待は沈むのであった。
とくに目から鱗だったのは、教員側がeラーニングでまとめて面倒みたいと期待している学力低めの受講者こそが、もっとも対面対人教育を必要としている層であるということ。eラーニングでちゃんと勉強してくれて学力を身につけてくれるような受講者は、現状の授業でもちゃんとやっているのだ。語学の先生たちの苦悩は解決しそうにない。
共通教養の大人数授業で使うとすれば、復習・補習に加え、とてもやる気があるのに大人数講義の中で十分に対応しきれない優秀な学生に対する、次のステップへの導入として利用するのがいいのかもしれない。それ以外には、eラーニングを導入する意義があまり見いだせないでいる。